【利益を増加させる経営】 

限界利益と必要利益は損益計算書にない





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 最も大切な利益は限界利益と必要利益

1.損益計算書の利益


損益計算書を見ますと、上から順番に
1)売上総利益(粗利益)
2)営業利益
3)経常利益
4)税引前当期純利益
5)当期純利益

五つの利益が表示されています。

なお、
営業利益の下には、営業外集計と営業外費用
経常利益の下には、特別利益と特別損失
があります。

これまで含めれば、損益計算書には七つの利益があります。

税理士さんが毎月訪問されて、月次決算書の結果について、
・「売上総利益(粗利益)が低下しているので、利益率の向上が必要ですね」
・「営業利益はプラスになっているが、利息の負担が大きいので経常利益がマイナスになっていますね」
・「売上総利益(粗利益)向上のためには、販売価格の見直しか、コストダウンが必要ですね」
・「借入金を見直し支払利息を軽減しましょう」
などと説明してくれると思います。


それでは、
・「どのように売上総利益利益率を向上させるのか」
・「どのように販売価格を見直し、見直すとどのように利益が変化するのか」
・「どのように借入金を見直すのか」


そして、結果として
【どのくらいの利益が増えるのか】
について、説明や指導を受けたことがありますか。

実は、これらのことは損益計算書だけでは解決できないことが多いのです。


2.損益計算書にない利益(限界利益と必要利益)


損益計算書に無い利益のひとつが、限界利益です。

自社の限界利益限界利益率を知るためには
損益計算書の費用科目を
変動費固定費に分解し、変動損益計算書を作成する必要があります。

この、変動損益計算書を使って、
「何をどうすれば利益が向上するのか」
「限界利益や限界利益率が向上するのか

をシミュレーションします。

先程の、販売価格の見直しコストダウン
変動損益計算書を使わなければ、何をどうすれば良いか分かりません。


もうひとつ、損益計算書に無い利益が、必要利益です。

一体どのくらいの利益があれば、会社が回って行くのか?
つまり会社にとって必要な利益の額が分からなければ、
闇雲に「利益の向上」と唱えてみても、念仏ほどの価値もないでしょう。

経営は変動損益計算書により
限界利益と限界利益率の向上を目指す。
必要利益の獲得で、健全経営を目指す。


この2点に集約されます。


限界利益とは何か
必要利益とは何か
については次回で詳しく説明いたします。

限界利益と必要利益を求めるためには、損益計算書から
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